HOME

平成16年度ガイダンス:先輩の経験談

戻る

プレゼンテーションのまとめ

 私は、医療機器メーカーに内定を頂きました。この会社は、コンピューターナースコール・看護・介護システムを開発から保守まで行っている会社です。この会社で、カスタマーエンジニアとして採用してもらいました。最初に私が就職活動を始めてから内定をもらって、活動を終了するまでの流れを書いて行こうと思います。

 私が就職活動を始めたのは、リクナビに登録した10月頃(定かではありませんが)です。最初は、「とりあえずメーカーを受けてエンジニアに」と考えていたのですが、会社のホームページを見たり、説明会に出席したりしても、あまり燃えるものが湧いてきませんでした。 で、いろいろ考えた結果、自分は医療に関わりたいと思うに至り、医療機器をメインにした活動に重点を置くようになって行きました。業界の方向性が定まってからも、初めは開発職を希望していたのですが、カスタマーエンジニアに希望がシフトしていきました。これは、いずれは開発に転属したり、又は仕事の指揮をとったりするときには、医療の現場に実際に身を置いて働く経験を持っていた方が良いと考えたからです。

 ヴィジョンが明確になってからは、就職活動自体は楽しいものでしたし、スムーズに進んだと思います。あとは、いくつも面接をこなしながら、1次を突破できるようになり、2次を突破できるようになり、役員面接をいくつか経験して、少しずつ経験値を上げて、内定に至りました。 ありきたりな事ですが、自分のやりたい事や、長期的に将来を考える事がとても大事だと思います。 で、スムーズとは書きましたが、当然いろいろ失敗もあったわけで、そういった思いで話と、面接でミソになると思ったことを、以下につらつらと書き連ねたいと思います。

失敗経験から

  1. 会社ホームページの地図を当てにしない

    いい加減な地図に騙されて、説明会に遅刻しかけました。地図は市販の地図で確認することをお勧めします。今は100円ショップでも小さい道路地図が売っています。あとは、迷っても余裕のある時刻に出かけることです。本当は地図よりもこっちの方が大事です。

  2. 雨が降っていたらタオルを用意しておく

    普通持って行くだろ! と、思いますよね。でもうっかり忘れてしまったのです。以降、常に鞄にタオルが入っていました。

  3. メモは細かく

    話を聞くのとメモを取るのと、どっちをやればいいのか分からない瞬間がありますが、事前に得られなかった情報は確実に書き留めるようにするべきだと思います。つまり、事前により多くの情報を仕入れておけば、説明会では耳にも手にも余裕が出来ます。

  4. 小論文は、予行をしておく

    ぶっつけ本番で書けると思っていたのに書けなかったです。考えながら書いて支離滅裂な文章を提出したくはないところなので、基本的なテーマは押さえておいて、練習しておいた方が吉だと思います。

  5. 志望動機を明確に言えるようにしておく

    聞かれると思っていると聞かれない。それが続いて、油断していると聞かれてスムーズに答えられない。という感じでした。意外と質問されることが少ない(経験では)のですが、基本なのでやっぱり押さえておくように注意しました。

  6. 興味の薄い会社もどんどん受ける

    私が内定をもらった会社は、医療関係ではあったのですが、最初はあまり興味がない会社でした。しかし、持ち駒が少なくなってきたので、最後の説明会ということもあって出席したのですが、瞬く間にこの会社に入りたいと強く思うようになり、面接を受けることに決めました。 もっと早く受けていればよかったかもしれないと思ったのですが、ある程度場慣れしてきてから受けたのでいい結果が出たのかもしれない部分もあるので、どちらが良かったと言うことは出来ませんが、機会を逸すると損をするのは間違いないことだと思います。


面接をうけて気付いたこと、大事なこと

  1. 業界研究は、やはり大切

    基本中の基本ですが、最重要なテーマだと思います。 自分の受ける会社と他社との対比なんかはよく聞かれる事なので、是非押さえておいてほしいところです。

  2. 大学の志望理由も言えるようにしておく

    なんで今の大学に入ったか、学科を選んだか、私はよく聞かれました。

  3. 学部生は、進学しない理由も言えるようにしておく

    理系の人だと、院に進む人が多いので、自分が就職する理由は自己の主張を大いに訴えるテーマだと思います。 留年経験がある人は、その説明も求められます。

  4. 学部生は、中途半端に研究について話さない方がよい

    付け焼き刃では、相手を切れません。分かりやすく話して相手に舌を巻かせたり、専門用語を並べて煙に巻いたりする自信のある人以外は素直に「まだ手を付けていないので〜」と、話した方がいいでしょう。

  5. 得意な話題を作っておく

    なんでもいいです。サークルでも、部活でも、アルバイトでも、趣味でも、自分が嬉々として、又は真剣に話をできるようなテーマを見つけて、何でも聞いて下さいという態度を見せるといいと思います。その中に、自分のアピールしたい事を散りばめるとやりやすいはずです。私は、ほとんどバイトの話ばかりしてました。この話が出なかった面接は、全滅に近かったと思います。

  6. 面接の復習をする

    虚をついた質問を受けたときは、そのときは答えられずに失敗したとしても、後で必ず復習する事が大事だと思います。思考の訓練になりますし、変わった視点の持ち方にも気付かされる事があるかもしれません。

  7. 募集が終わっていても諦めない

    募集終了の知らせが出ている企業も、マメにチェックしていると、再開している場合があります。見つけるのが遅かったり、心変わりして、受けようと思い直したのに終わっていたりした場合も、チェックを怠らない事をお勧めします。再度終了した後に気付いたんじゃぁ、夜も眠れません。

 終わりに、当時を振り返っての感想を。 最初に、ヴィジョンが明確になってからは楽しかったと書きましたけど、プレッシャーは当然感じていましたし、不安が先立ってほとんど眠れない日々でした。でも、面接そのものは慣れれば面白かったし、行った事のない町に行ったり、降りた事のない駅で降りたりするのは楽しかったです。富士急の富士吉田駅に行ったときは、普段着で来るように念を押されていたので、正に旅行気分でした。前日に数年に一度の大雪が降り、1晩で30B積もったそうで、雪景色に呆気にとられた事が思い出に残っています。 今年就職活動をする方々も、どうぞ苦しみ以外の所にある楽しさや喜びを感じながら、頑張って下さい。

戻る